クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第8番 ザンデルリンク(80)

2014.01.20 (Mon)
ザンデルリンク68
ザンデルリンク/フィルハーモニア管弦楽団(80、EMI)は幸福感がある。
全体の基調はとても落ち着いた演奏だが楽章ごとに変化を持たせている。
それが音楽が単調になることを救っている。

録音はアビーロード第一スタジオでデジタル。
この程度の編成ならこのスタジオは適性がある。音はくすんでむき出しではない。
分離はよくないがどっしり。Dレンジも全く伸びていないが特に不満はない。
音場感は適切。

第1楽章はこの全集の他の曲からもっと遅いテンポで来るかと思ったが
通常のテンポ。隈取りはどぎつくなく中庸の美。
どっしり安定感がある。

第2楽章は可愛い。木管の刻みの音が心地よい。
スフォルツァンドを強調したユーモアを湛えた演奏。

第3楽章は全体がテヌート気味ののったりした歩み。
トリオなどとても長閑。
全体のアクセントは緩くファゴットが素朴に響く。

終楽章は活気を感じる。
他の演奏に比べれば普通なのだが、前楽章が緩さの極みだったので
その対比感でそう思える。
フィルハーモニアは、どの楽器が魅力的とかいうことではないが
安定した全く癖のないいい音を出している。

10:10  4:25  5:50  8:04   計 28:29
演奏  A   録音 89点

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