クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベルリオーズ 幻想交響曲(76) バーンスタイン

2014.01.17 (Fri)
幻想バーンスタイン76EMI
バーンスタイン/フランス国立管弦楽団(76、EMI)は後半が強力。
後半2楽章のエナジーの放出は過去2回のニューヨーク盤を上回る。
というか、幸か不幸か録音の渦巻き効果もあり数多くの幻想の中でも相当破壊的。
前半は緻密でなく決して綺麗な音ではないが、後半で面目躍如。

録音はパリ、サル・ワグラムで明るく薄い特有の音。
低域に締まりがなく、透明な伸びがイマイチ。独特の拡散音響。
アナログなのでリマスターでもヒスは残る。

第1楽章を聴くとニューヨークフィルとは確かにオケの音が違う。
バーンスタインらしくドライブ感があるが63年盤のような羽目は外さない。
アンサンブルの精度はやはりラフ。

第2楽章はハープは右側で掛け合いはない。響きが多く夢の中のダンスのよう。
6分過ぎから舞台をトンカチで叩くような音が入る。

第3楽章はバーンスタインらしく情感籠めて弦を大きく歌わせるが
残念ながら響きが今一つ綺麗ではない。
近時の潤いある優秀録音を聴いてしまうと要求水準が高くなる。
ただ、雷鳴のティンパニは迫力あり。

第4楽章は迫真の力がある。パーカッションの力強さは相当。
ブラスや弦も強圧。テンポは悠然としているがパンチがある。

終楽章は騒然とした雰囲気。
ホールの響きが多いので全体にうるさいというのもあるが、
各楽器をかなり強固に鳴らす指示をしている。
鐘も怒ったように強打される。聴いているこちらが痛い。
終結は泥んこ。大太鼓がロールすると全てをマスクするのも問題だが
全体的に爆音と煙が蔓延しているような雰囲気。ライブのような感興。

13:40  6:56  16:32  4:54  10:06   計 52:08
演奏  A-→爆   録音 87点

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