クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベルリオーズ 幻想交響曲 インバル(87)

2014.01.09 (Thu)
幻想インバル
インバル/フランクフルト放送交響楽団(87、DENON)はモノクロ。
はっきりいって多彩な演奏が聴ける現在、演奏・録音ともに地味。
嫌味は全くないのだが特色も見出しにくい。インバルはベルリオーズの
主要曲を録音しているがほんとに共感が強かったのだろうか?
このころの彼のマーラーでも感じるが何か曲との間に距離感がある。

録音はフランクフルト、アルテ・オパーでのセッション。
誇張のない音だが、色彩感が乏しい真面目な音。ヌケがイマイチ。
東京文化会館みたいな音場。

第1楽章は精緻な印象。演出過剰ではなくスコアを読み込みバランスを
とり音にしました的。テンポの緩急もさほどなく、表情付けも癖がない。
しかしそれが単調な印象を生む。
録音もパーカッションが遠くせっかくの管弦楽の効果が弱い。

第2楽章もくすんだいぶし銀の?舞踏会。
丁寧に演奏されているが色気をまるで感じない。

第3楽章も淡々と進む。フランクフルトのオケは機能は高いのだろうが
個性が感じられない上に指揮も淡々としている。よって眠くなる。
鼻にかかったような低弦の音は印象的。
雷鳴は結構轟き、聴き手は覚醒することに。

第4楽章は楽譜に忠実にメリハリがあり迫力もあるが録音の平板さもあり
それ以上のものを感じなかった。冴えがないのだ。

終楽章は一定のパンチ力が出てきてはいるが、
小細工一切なくグロテスク感がない。
輪郭のはっきりしない大太鼓は大きめに入る。鐘は複雑な響き。
終結などそれなりに力感はあるが全体を通して、不徹底な感じ。
競合盤が多い中で厳しい。

15:51  6:33  16:57  6:51  9:51  計 56:03
演奏  B+   録音 87点

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