クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第8番 レイボヴィッツ(61)

2014.01.06 (Mon)
レイボヴィッツ全集
レイボヴィッツ/ロイヤルフィル(61、Scribendum)は直球。
もともとリーダース・ダイジェストの会員頒布用録音で1961年春に一気に録音された
全集からの一枚。作曲者のメトロノーム指示に従った演奏ということで有名。
演奏は直裁で癖がない。オケも癖がない。
現代音楽のスペシャリストらしいやや無機的な音響で聴かせる演奏。

録音はウォルサムストウ・タウンホールでのセッション。
プロデューサーがRCAのチャールズ・ゲルハルト、エンジニアがDECCAの
ケネス・E・ウィルキンスンということで付録の域を超えたもの。
聴くと鮮度・解像度は落ちているがホールトーンをうまく取り入れた
DECCAぽい音。詰まったり細身になることはない。ただ古さは否めない。
なお、保有盤はスクリベンダム盤であり、評判のいいチェスキー盤は未聴。

第1楽章は勢いよく飛び出す。基本的に混じりけのない色のない世界。
最初の勢いが終盤まで持続し昂進する。
ホルンパートは伝統的に強い楽団なのか浮き上がる。

第2楽章もストレートを投げ続ける。

第3楽章も同じ。

終楽章は6分台で速いがカラヤンのようなド迫力はない。
軽やかに少し前傾しながら疾走。全曲を一気に聴かせてくれる。

復刻盤による印象の違いはあるかも。
巨匠時代ではかなり異端の演奏と捉えられたがピリオド奏法が
復活して久しい今では普通の演奏の範囲に入る。

9:08  3:45  4:27  6:52   計 24:12
演奏  A-   録音 85点

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