クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 シャイー(07)

2013.11.19 (Tue)
シューマンシャイ-全集
シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団(07、DECCA)は筋肉質。
マーラー版による演奏。なのに、シャイーのコンセルトヘボウとのふくよかな
マーラーとは音響も音楽もまるで違う。マーラー自体がそぎ落としたものが大きい。

録音はライプチッヒ・べヴァントハウスで比較的残響は少なく
デッカにしては量感も薄い。音は綺麗に録れているが、Dレンジの広さを
感じさせないのはこのホールのくすんだ音にも要因があるだろう。

第1楽章は引き締まった渋めの音で進行。
マーラー版であるのでオケが細っている面がある。
5:37からのホルンはゲシュトップのシグナルで始まり次のフレーズでは
通常の奏法になりその後は両方が交錯する奇妙な音。
ここは初めて聴いたら面食らう。うーん違和感がある。
全体はいいのに。

第2楽章は速めでピリオド演奏を模写する。

第3楽章も速めだがそれなりの繊細さを備える。

第4楽章もきりりと引き締まった古典的造形。
決然とした、しかしバランスのとれた金管の吹奏。

終楽章は爽やかに始まる。力強さのみでなく多彩な表現を盛り込む。
気持ちよく聴かせる。
しかし、これは慣れなのかもしれないが、図太い音の奔流で
ロマン派交響曲を味わおうとするとマーラー版はやはりスリム。

9:00  5:06  4:26  4:51  5:33  計 28:56
演奏  A   録音 90点

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