クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 マリナー(98)

2013.11.04 (Mon)
シューマンマリナasmf
マリナー/アカデミー室内管弦楽団(ASMF)(98、Hanssler)は旧盤より数段良い。
テンポや解釈は大きな変化はないが、旧盤は詰まり気味の録音とともにオケの重さが
マリナーの志向性とマッチしていなかった。ここでは長年の手兵を用い自然体を出し切る。
爽やか系のラインだ。

録音はヘンリーウッドホールで響きは多いが比較的少ないオケのため混濁なく
爽やかに仕上がっている。低域は多くはないが瑞々しい音が良い。

第1楽章はのびのび。ここでのラインはまったく淀むことなく気持ちよい。
音が分厚くならないため、木管などが綺麗に浮かぶ。
ホルンも思いっきりが良くスカッとしている。

第2楽章も元気がある。屈託のない明るさを持った演奏だ。

第3楽章も速めのテンポでかけぬけるが爽やかな風のようだ。

第4楽章も重くはならないがテンポはゆったり目になっている。
旧盤では妙な力みがあったがこちらは流線形を維持しながら訴える。
各声部を丹念に描く。金管のコラールも荒っぽくならず美しい。

終楽章は折り目正しい。癖がなく軽やかに進む。
バランスがよく端正な音楽は聴いていて気持ちがよい。
終結の抜けの良いブラスの吹奏は快感だ。
圧倒的な感動とかではなく、晴れやかな気分をもたらす。

8:49  5:39  4:29  6:12  5:52   計 31:01
演奏  A+   録音 91点

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