クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス 4つの最後の歌 ポップ(82)

2013.10.20 (Sun)
R4ポップ
ポップ/テンシュテット/ロンドンフィル(82、EMI)は
濃厚なオケとポップの清らかな高音が印象的。
この曲に求める黄昏の情景がうまく出ているとともに自然な歌唱には癒される。

録音はアビーロード第一スタジオ。ドラマティックなオケでガンガン鳴らす
必要がない曲なのでマーラーの交響曲の時のような不満がない。
低域の包容力は欲しいが綺麗に録れている。スケール感も不足なし。

「春」はしっとりしたオケにポップの清冽な声が響く。明るく華のある声。
オケの表情と絡み方も良い。

「9月」もオケの呼吸感と歌唱がうまくあっていて心地よい。
終結の深さもしっかり出ており次に続く。

「眠りにつくとき」はぐっとテンポを落としまどろみにはまる。
ロマンティックなテンシュテットの演出。マーラーを彷彿とさせる。
ヴァイオリンソロは一音一音かみしめて良く歌う。
心にグッと沁み入る演奏で、まさに深く沈んでいく。

「夕映え」は凛とした歌唱だ。
ただ黄昏るのではなく次のステージに向かうのだという前向きさ
すら感じすがすがしい。持ってまわったようなところがない。
終結のオケの充実した響きも良い。

私の好きな演奏の一つ。

3:51  5:12  6:16  8:23   計 23:42
演奏  A+   録音 90点

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