クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス 4つの最後の歌 ディーナー(02)

2013.10.18 (Fri)
R4歌ディーナー
ディーナー/ジンマン/チュールッヒ・トンハーレ管弦楽団(02,ARTENOVA)は
非常に抑制的。慎ましやかな歌を包み込む穏やかなオケ。
美声を振りまくわけでもない。素直に淡々と歌う。
こんなに地味な演奏はなかなかない。
しかし、ギラギラ自己主張する演奏ではこの曲にはそぐわない。
華はないが、夜寝る前に一人で聴くにはちょうどいい塩梅だ。

録音は本拠地でのセッション。
好ましいのは歌唱がドンと前面に出ないでオケも対等の位置づけがあること。
この歌曲のオーケストレーションを堪能できる。全体はバランスよく自然。

「春」は穏やかな流れ絶叫や大袈裟な身振りは皆無。
録音で書いたとおり美しいオケを堪能できる。

「9月」も歌が中庸な均整感。歌唱が引っ込み過ぎと思う人がいてもおかしくない。

「眠りにつくとき」もひたひたと寄り添ってくる。
ヴィヴラートも少なめのスッキリした歌唱。ヴァイオリンのソロも穏やかで抑え気味。

「夕映え」は冒頭の柔らかい出だしからよい予感。
歌は例によってオーバーなことはない。訴えかけもほどほどに、
終結テンポを落として沈み込むオケの音は儚く美しい。

4:01  4:48  5:29  8:07   計 22:25
演奏  A+   録音 92点

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