クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス 4つの最後の歌 フレミング(95)

2013.10.17 (Thu)
R4歌フレミング
フレミング/エッションバッハ/ヒューストン交響楽団(95、RCA)は指揮者で買った。
音楽をなで肩にするエッシェンバッハとこの曲は相性がよいのではないかと。
八割がた予想は当たった。後の二割はフレミングである。
私にとって好ましい。終曲に向かってよくなっていく。
派手ではないが落ち着いて沁み込む。

録音はテキサス州ヒューストンのジョーンズ・ホールでのセッション。
同時にコンサートの記録が残っているがこれは録音用。
広さ、バランスともに適切。

「春」はフレミングのやや表現過多が耳につく。意欲が出ている感じ。

「9月」になるとテンポをぐっと落とし静かな歌い方になってくる。
ゆっくり。私はもう少しヴィヴラートが穏やかな歌い方が好きだが情感は伝わる。
終結の溜息のようなホルンは指揮者の演出ではないか。

「眠りにつくとき」は期待にこたえる。
ゆったりした進行のなかヴァイオリンが静かにわめかず先行してソプラノも
それを壊さないように追随する。
フレミングは指揮者に支配されず凛とした姿勢は持ち続ける。

「夕映え」は大きな呼吸感でこの曲に望むものを再現してくれる。
落ち着いたオケと歌唱は特徴はないかもしれないが身をまかすことができる。
最後のフレーズは力を振り絞る感じがある。素晴らしい演奏だ。
終曲はカラヤン盤のテンポが速いだけにこちらを聴きたいとも思う。

3:46  5:30  5:58  8:47   計 24:01
演奏  A+   録音 91点

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