クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス 4つの最後の歌  トモワ=シントウ(85)

2013.10.14 (Mon)
R4歌カラヤンシントウ
トモワ=シントウ/カラヤン/ベルリンフィル(85、DG)は感傷に堕さない。
ヤノヴィッツよりもハリのある声だが伸びと品格のある歌はよい。
歌が前面に出過ぎず包容力あるオケとともにともに聴きごたえがある。
但し、明晰で勝るがゆえに人生の黄昏を感じさせるのはヤノヴィッツ盤の方だ。

録音はベルリンのフィルハーモニーでとてもバランスがよい。

「春」は速めのテンポで春らしいといえばいえる明るくハリのある歌唱。
オケも抑揚がしっかり。

「9月」も速めに進む。少し余韻に浸りながら聴きたいと思っても先に先にいく。
歌とオケは非常に立派に感じる。

「眠りにつくとき」は美しい。飛翔するオケと声。
この曲だけテンポはゆったり。
そういえば、ヤノヴィッツの時もカラヤンはこの曲だけ極端に遅いテンポをとっていた。

「夕映え」の冒頭の強い音は旧盤ほどではないが出ている。
カラヤンはここに何か人生の決意を見出しているのではないか。
トモワ=シントウのスッと伸びた清冽な歌は素敵。
ヴィヴラーとにも品がありくどくならない。
オケは厚みがありしっかりと歌を包む。

3:22  4:02  5:29  7:06   計 19:59
演奏  A+   録音 92点

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