クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲第2番 作曲家自演(58)

2013.10.10 (Thu)
ショス自作EMI
ショスタコーヴィッチ(p)/クリュイタンス/フランス放送国立管弦楽団(58、EMI)は
流石の出来栄え。翌年のライブ盤があるがこちらはスタジオ録音でよほど安定感がある。
じっくり作曲者の方針を確認することができる。
とはいえ安定を得ると、あの唯一無二ハチャメチャ破天荒なライブ盤も
懐かしくなるから我儘なものだ。

録音はモノラルで翌年のメロディアライブ盤よりずっといいが、
考えてみればこの時期にはステレオ録音がスタートしていたのだから
なぜモノラルなのか残念だ。
また、この当時のモノラルはもっとレヴェルの高いものがあるので、
もっと鮮明さを求めたかった。

第1楽章はそこそこ速いが、翌年のソ連盤に比べればはるかにじっくっり。
ピアノはニュアンスがあって面白い。
作曲者が自演してみましたという以上の味がある。巧い。
オケはヒステリックにならずしっかり対抗する。

第2楽章もライブ盤とは違うゆったり感がある。
しかし、作曲者のピアノは抒情におぼれることがない。
ここら辺にこの作曲家の屈折した心模様を見ることができる。
バーンスタインの方がよほどストレートだ。

終楽章のスピードも限界を超えるようなことはなく余裕を持っていく。
しかし終結に至るピアノの追い込みは流石だ。

6:31  5:33  5:25  計 17:29
演奏  A+   録音 80点

コメント

メルニコフ盤
ハルモニィア・ムンディ・レーベルの
アレクサンドル・メルニコフのピアノ
テオドール・クルレンツィス指揮
マーラー・チェンバー・オーケストラによる
ピアノ協奏曲第1番と第2番は録音の良さも含め、かなりの秀逸盤です。

両曲ともキレの良さが素晴らしいですし、
歌うべきところはしっかり歌い過不足無し。

もっとも第2番はバーンスタイン盤の呪縛のままですが・・・

併録のイザベル・ファウストのヴァイオリン・ソナタが今一つですが
それでもお勧めできる1枚です。
影の王子様
この盤ノーマークでした。
この組み合わせ、聴いてみたいです!

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