クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲第2番 バーンスタイン(58)

2013.09.20 (Fri)
shostakovitch_piano_concerto_no_2.jpg(←LP CD→)ショスPconバーンスタイン
バーンスタイン(P&指揮)/ニューヨークフィル(58、SONY)はチャーミング。
指揮者の弾き振りでほんとに楽しそう。ミスタッチはあるがそんなことは構わない。
音楽の愉しさが伝わる。

この演奏は、1958年1月6日の録音でNYフィルの音楽監督兼常任指揮者としての
最初の定期の初日に米国初演したのと同時に録音された。
作曲されたのが10か月前だからホットな「現代曲」を取り上げ、即録音したわけだ。
意欲満々の当時のバーンスタインがいる。
LPとしてはラヴェルのピアノ協奏曲(1958年4月7日録音)とのカップリングで
翌年に発売された。
バーンスタインはこの曲が好きで、「音楽におけるユーモア」というLPでも
引用して解説している。
演奏は息子にピアノの愉悦を伝えようとした、作曲動機に沿ったものである。
(作曲者の自演がなぜあんなに追いつめるような激しい演奏だったのか不思議だ)

録音はニューヨーク30番街スタジオでのセッションで、
LP当時から素敵な録音だと思っていたがCDのリマスターもまたよい。
ピアノとオケとのバランスがよくこの曲の親しみやすい規模感にあっている。
素直な音でヒスも気にならない。

第1楽章は同年に録音された作曲者の自作自演盤とは全く様子が異なる。
おっとりしたテンポで可愛らしい歩み。せっつくような感じはない。

第2楽章は非常にロマンティックに歌い抒情性が深い。
たっぷり時間をかけている。
この情感の深さはバーンスタインの面目躍如。
これにより両端の乾いた楽章が生きる。

終楽章はノッている。ニューヨークの明るい響きとともに
軽い感じのピアノがよい。リズムもジャジーな感じがあって冴えている。
叩きつけるようなこともなく、ピッコロの音と共にユーモラスに終結。

なんと爽やかでウキウキした曲、演奏なのだ。

7:11  6:40  5:28   計 19:19
演奏  S   録音 88点

コメント

こんにちは。
私はこの演奏が大好きで繰り返し聴いています。
特に第2楽章が素晴らしいです。
何回聴いても飽きることがありません。
影の王子様
こんばんは。コメントありがとうございます。
私もこの演奏に愛着があります。
ピアノは上手いかどうかは分かりませんが
何とも言えない雰囲気があります。
音楽は楽しい、と教えてくれる演奏だと思います。

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