クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲第2番 リスト(75)

2013.09.17 (Tue)
ショスp12list(←LP CD→)ショスp12LISTCD
リスト(p)/M・ショスタコーヴィチ/モスクワ放送交響楽団(75、RCA)は作曲者譲り。
このピアニストはピアノ協奏曲第1番の西側初演者で本盤は60年に続く再録音。
このアメリカのピアニストはヴィルトゥオーソで鳴らしておりこの曲は十八番。
しかも指揮者が曲を献呈された作曲者の息子のマキシムとあって、
テンポも作曲者自演盤のそれに近く、自信が漲る。
スピーディにガンガン鳴らす。

録音はこのピアニストがソ連を訪問した際、現地でセッションが持たれた。
古さはあるし硬めだが明確な音が収録されている。

第1楽章は作曲者自身の演奏ほどではないが突っ込んでくる。
きっぱりした表情のピアノで、オケも鋭い。
ピアノが先走りオケが追いかけるような展開も作曲者のものに近い。
凄いテクニシャンでいい加減・曖昧なところはない。
猛烈なスピードで終結まで追い込む。

第2楽章はやや単調になるのはしかたない。

第3楽章は明確なタッチでコロコロ快速で転がる。
表情でなく技巧で聴かせる感じ。バリバリ。
マキシムも弾む感じで応戦する。
流石にこのテンポなのでぎりぎりのアンサンブルだがそれがスリル。
作曲者の自演とほとんど同じテンポを維持しながらも
破綻なく弾き切るのは流石プロ。豪快な追いかけっこを見るようだ。

6:20  5:21  4:57   計 16:38
演奏  A+   録音 85点

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