クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス ブルレスケ グリモー(p)(95)

2013.08.23 (Fri)
R・シュトラウスブルレスケグリモー
グリモー(p)/ジンマン/ベルリン・ドイツ交響楽団(95、ERATO)はピアノが打楽器のよう。
主導権はピアノで終始オケをリードする。全体は協奏曲というより強奏曲。

録音はベルリンのイエスキリスト教会でのセッション。響きはそれなりにあるが、
オケやピアノ、ティンパニまでも明晰。
くっきりしすぎてきつい音に聞こえるかもしれない。

演奏冒頭のティンパニは硬質でクローズアップされ粒立ちがいい。
その後入るオケとピアノはなかなかパワフル。
テンポは比較的遅いのに力が漲る。
ワンフレーズワンフレーズがくっきりくまどられる。
楷書なのだが鋭角的な力感が凄い。
カデンツァも甘くならず硬く堅い。
ここでも女性のソロの方が男性よりも暴力的という法則が当てはまる。
聴いているとこちらも居住いを正される。
これはブルレスケという表題よりも「その女、凶暴につき・・・」
というハードボイルド的。
癒しはないがある意味一貫している。

21:55
演奏  硬A   録音 92点

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