クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス ブルレスケ バレンボイム(p)(85)

2013.08.21 (Wed)
Rシュトラウスブルレスケメータ
バレンボイム(p)/メータ/ベルリンフィル(85、SONY)は演出巧者。
流石役者の仲良しコンビ。お互い見せ場をわきまえ面白く聴かせる。

録音はベルリンのフィルハーモニーでのセッション。
マスを基本にしながらこのホールで起こりやすい肥大化に配慮した音。
全レンジ平均的に録れている。

冒頭からやはりオケもピアノも積極的で丁々発止。
この曲の協奏曲的性格を表す。
ピアノを追い込むオケ、それに強い打鍵で応えるピアノ。
ひとしきり荒れた後、オケが鳴りやみカデンツァに入ると空気が一変する。
ピアノがテンポを落としてロマンティックに、弱音で奏でる場面は
ぞくっとする美しさ。
終結手前のティンパニの連打も表情豊か。
だんだん音量を下げ、主導権をピアノに渡す様子がくっきり描かれる。
そして終結のカデンツァが回帰する部分ではテンポをぐっと落とし優しい。
終結のティンパニの途絶をピアノが看取る。

19:35
演奏 A+   録音 90点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック