クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス ブルレスケ ケンペ(75)

2013.08.19 (Mon)
Rrシュトラウスブルレスケケンペ
フレージャー(p)/ケンペ/シュターツカペレ・ドレスデン(75、EMI)は豪放。
この曲を初めて聴いたのはこの演奏。
全く予備知識なくかけたが冒頭のティンパニのかっこよさ、ピアノの華麗さ、
オケとの三者の激突が面白かった。しかし、なんと自在な曲だ。
シュトラウス初期の曲だが、天才の証。
そしてこの演奏、はっきりいってピアノよりティンパニが聴かせる。
ペーター・ゾンダーマン。
太く逞しくそして芯のある音。ティンパニがこんなに表情豊かなのだ、と驚く。
主導権はこのティンパニストにある、と思わせる。
かといってピアノに不満はない。全体の方針はピアノ協奏曲というより、
管弦楽曲として捉えているということだ。

録音はスケール感のあるオケ、そこに巧く溶け合うピアノ。
高域の余韻が会場に綺麗に響く。
アナログ期のためヒスは若干あるし、地味な感じの録音だが優秀録音。
ティンパニは近接ではないがしっかり捉えられている。

最初のティンパニの入りから素敵だ。くすんだ野太い音。
なんという存在感。
オケも深く分厚く受け止める。そこにピアノがキラキラ入る。
最初の数秒で引き込まれる。
その後もオケの分厚い響きが男っぽくて素敵だ。
15分にはこれでもかというティンパニの強打があるが、
単に大きな音ではなく意志のある深い音だ。
俺について来い、という感じ。
その後に続く甘い調べが癒しとして有効に効く。
小細工のない逞しい演奏だ。

19:44
演奏  S  録音 87点

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