クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ 交響曲第3番 ロジェストヴェンスキー(66)

2013.07.22 (Mon)
ロジェヴェンプロコ全集
ロジェストヴェンスキー/モスクワ放送交響楽団(66、Melodiya)は
ソ連時代の貴重な音源。
プロコフィエフはどちらかというと本国で冷遇され米欧の録音が多い。
西側の演奏はどうしても洗練された音になるが、
このコンビは原始ロシアの土の匂いがする。
心理的な深堀描写などに拘泥することなく本場物の音で勝負する。

録音はメロディア原盤のものをVeneziaがリマスター。
私はLPとCONSONANCEのCDを保有していたがこの盤で格段に音が改善。
会場は音楽院大ホールだったと思うが広すぎず適度な近接感。
ノイズが除去され量感が加えられた。

第1楽章はストレートに突き進む。劇性をことさら強調することはない。
ロシア勢ならばもっと炸裂するかと思ったがそうでもない。
爆演ではないがロシアのオケの当時の適度に荒ぶれた雰囲気がマッチ。

第2楽章の不穏な空気は流石ロジェヴェン、よく出している。
オケの音色も陰鬱。

第3楽章の切れ込みの鋭い弦、ティンパニの打ち込みなどキレかかっている。
緊迫感を増しながら次に突入。

終楽章は、重戦車軍団が悶え打つ。懐かしいロシアンブラスがバリバリ、
銅鑼が下品に叩かれる。終結まで手を緩めず一気に突っ走る。

12:22  7:02  7:22  5:43   計 32:29
演奏  A   録音 85点

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