クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ 交響曲第6番 コシュラー(80)

2013.06.13 (Thu)
プロココシュラー全集
コシュラー/チェコフィル(80、SUPRAPHON)は屈託なく気持ちいい。
ショスタコーヴィッチ的な陰鬱さも出せる曲だがこの演奏はそうはならない。
この曲を聞いてこんなにスカッとしていいものだろうか。

録音はプラハ・ルドルフィヌムでたっぷりした量感と抜けの良い音響が楽しめる。
大太鼓のロールなどはかなり大きく入り面白い。
アナログ収録ながらその良い面が出ている。

第1楽章はいきなり明るい。丁寧であるが小澤の演奏などよりずっと開放的。
金管や打楽器の空気感を伴う音が素晴らしく爽快。
これはこの会場の音響特性による面もあるが演奏の方針でもある。
強奏部分もひきつらず突き抜ける。

第2楽章冒頭は眩しいまでに輝かしい。眼が眩むばかり。
その後の弦のメロディもたっぷりで素敵。
この楽章のこっけいさと流麗さをおおらかに表出。
なんと気持ちいい音だ。
空間に多様な音が噴出。
プロコフィエフがこの楽章に託した屈折した思いというよりも
圧倒的な音響で聴かせる。大太鼓がスピーカーのウファーを大きく揺らす。

終楽章も同じだ。オケが木質の音を持つのでフォルテでもうるさくない。
弦の表情はユーモラス。ブラス・パーカッション、それぞれのパーツがよく鳴る。
ビッグバンドJAZZを聴いている感じのノリノリ感は他ではない。
終結部の不協和音ですら明るいエナジー。

14:32  15:38  11:32   計 41:42
演奏 快   録音 92点

コメント

コシュラー盤は、まともに聴楽していませんでしたが、今回の記事を読ませていただいて、関心が高まって来ています。今回の再発売盤は、初出盤よりも装丁の雰囲気も良いと感じるので、来月辺りに購入しようかと。

交響曲全集の立ち位置としては、非常に特異で興味深いものだと思います。
コシュラー盤は有名とは言えませんが、この第6番は気に入りました。その大きな要因がオケと録音(会場)による部分はあると思います。・・・コシュラーさんごめんなさい(笑)。

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