クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

プロコフィエフ 交響曲第5番 コシュラー(79)

2013.05.30 (Thu)
プロココシュラー全集
コシュラー/チェコフィル(79.Supraphon)は地味ながらオケがいい。
指揮の個性は感じないが当時のチェコフィルを味わえる。

録音はプラハ・ルドルフィヌム(芸術家の家)でのセッション。
音響効果の良い場所で抜けよく空間も録れている。
リマスター良好でヒスも気にならないが少しハイ上がりかもしれない。
低域の量と締まりが更にあれば。

第1楽章の艶やかな音を聴くとああ、チェコフィルだ、と感じた。
その後のトランペットの強奏なども東欧時代のもの。木管もいい。
音楽自体はとてもまっとうで、コシュラーらしい手堅さ。
オケを縛り付けてコントロールという感じでなく自由にやらせている感じ。
終結部などは金管やパーカッションがかなりなっている。
それを弦がなだめる感じ。

第2楽章はオケの元気がなかなかよろしい。
相変わらず金管が喧しいほどワンワン迫ってくる。

第3楽章は速めのテンポでさらさら行く。各パートはのびのびやっている。
切なさの表出などはイマイチ。指揮は淡々としている。

終楽章冒頭の掛け合いは美しい。その後のテンポや表現はおっとり系。
指揮者に効果を狙う考えがあまりないので終結までもどかしい。
最後はオケが勝手に頑張っている。

自然体のこの演奏、悪くはない。
ただ、同じ年にバーンスタイン盤があるが、
やはりバーンスタインは演出巧者だなと、改めて感じる。

13:13  8:44  12:06  10:12   計 44:15
演奏  A-   録音 87点

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