クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

チャイコフスキー 交響曲第1番 メータ(77)

2013.02.12 (Tue)
メータチャイ1
メータ/ロスアンゼルスフィル(77、DECCA)は元気。
「冬の日の幻想」というよりは「ワクワク・ディズニーランド」。
全体は38分で保有盤中最短。各楽章勢いがある。

録音はロイス・ホールでDECCAらしいメリハリある音。
左右に割れた弦など近接でデイヴィジで聴こえる。

第1楽章は冬の雪原などは思い起こすことなく肉厚なカロリー。
弛緩しない速めのテンポでグイッと引っ張るのはこのころのメータ。
低弦の弾力性は独自だ。
ティンパニもトランジェントがよく音楽全体がうきうきしている。

第2楽章はメロディラインを明確にしたシンプル演奏。
ここまでくっきりすると、淡い思いが消えてしまう。
同じアメリカ勢でもMTトーマスとボストンの可憐さとは対極。
ディズニーにでてくる少女のように
お目目パッチリでまつ毛しっかり、分厚い唇。

第3楽章のスケルツォもメリーゴーランドのよう。

終楽章は面目躍如。主題前にテンポを落として見せたり、ギアチェンジを
思いのままに行いながら突き進む。
弦のボウイングなど全てがピチカートのよう。
憂いている暇はないぞとばかりに終結に向かう。
途中で「1812年」を聴いているのかと錯覚しながらも、
バリバリ行く。楽しい。チョーキモチイイ。

10:43  9:38  6:32  11:20   計 38:13
演奏  楽A   録音 91点

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