クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第2番 バーンスタイン(83)

2013.01.24 (Thu)
バーンスタインシューマン2バイエルン
バーンスタイン/バイエルン放送交響楽団(83、MEMORIES)は
85年盤より逞しさはある。ウィーン盤と演奏時間もほぼ同じで、
指揮者の指導も同じなのだろうが、オケの差で伝わり方が違う。
この日のプログラムは、①バーンスタインのディベルティメント、
②バルトークの弦・打・チェレスタのための音楽と③この曲。

76年のアムネスティ・コンサートでも立証されているがこのコンビの相性はよい。
晩年ウィーンフィルとの録音が多かったが、このコンビでもっとやってほしかった。
ウィーンではバーンスタイン特性が中和される側面があったが、
バイエルンとでは男性的な音楽になる。

録音は真正ライブで客席が埋まっているため吸音され残響は少ない。
ゆえに筋肉質に捉えられている。弦は硬質。
放送音源の録音かもしれないが、この種の音源としては優秀。

第1楽章の導入から主部に入るところの雰囲気はウィーン盤と同じだが、
オケの差で低弦の引き締まった力強さ魅力。
弦の強弱など率直に反応している。

第2楽章は多彩な表情を見せる。85年盤と同じだ。
弦のめまぐるしい掛け合いが面白いが、
ふと力を抜いて歌うところのソフトさも流石。

第3楽章の弦の歌わせ方はウィーン盤よりアクセントがある。
ウィーンは指揮者が強引にドライヴしてもリミッターがかかり楽団の
意地を見せるが、放送局オケはより従順に従うのだろう。
それでもバイエルンの太い響きは魅力だ。
中間部の熱い盛り上がりも凄みが漂う。
6分からの歩みのアクセントもはっきり。
夢幻よりも現実の音。深みという点ではウィーン盤だ。

終楽章はやはり逞しい。
強音がやや歪む録音ハンディはあるが、ゴリゴリ盛り上がる。
パンチのある終結。

オケの聴き比べの興味はあるが、録音含めた総合的完成度はウィーン盤。

12:30  6:54  13:26  8:40   計 41:30
演奏  参   録音 86点

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