クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第3番 リーパー(94)

2013.01.11 (Fri)
ニールセン2&3リーパー
リーパー/アイルランド交響楽団(94、NAXOS)は素朴な力。
バーンスタインの演奏が強烈な放射を伴う「Espansiva!!」なら
こちらは「おおらか」。等身大の生活の中の幸せや活力。

録音はダブリンの国立コンサートホールで広さを持った
ナクソスらしい自然で清らかな音。
クールな空気感はあっている。

第1楽章冒頭のパンチからしてこじんまりしているのはオケの特性。
ただ、ニールセンが作曲当時、頭の中で描いた音響よりもそれでも巨大なはず。
流れは自然体で丁寧。
よってダイナミックな迫力という点ではメジャー楽団の演奏に譲る。
力みもなく純音楽的な再現を目指す。
癖のない素直な演奏は曲本来の素朴パワーを巧まずして表現。

第2楽章は第二主題の弦は訴えかけを持っている。
後半現れる声楽は独唱2人のクレジットがどこにもない。
確かに演奏上も目立つことなく楽器に溶け込む。

第3楽章も清潔な演奏。

第4楽章は市民の正義。
巨大なヒロイックなものでなく地に足のついた日常の正しい居住い。
スリルとか手に汗握るとかは期待できないけど
気持ちの良い音楽を聴いたという感想を持てる。

11:10  8:59  6:07  9:34   計 35:50
演奏  A   録音 91点

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