クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第4番 メータ(70)

2013.01.05 (Sat)
メータブルックナー4
メータ/ロスアンゼルスフィル(70、DECCA)は西海岸のブルックナー。
演奏者も聴き手も明日はきっと明るいと信じることができる。
私はこの曲では元気で明るい演奏が好きなので聴いていて爽快。
何も考えず壮大な音響に身を任せる快感。
世間的には、メータのブルックナーなんて、ということで見向きもされないかも
しれないが、これは好きだ。

録音は1970年4月、ロスアンジェルス、UCLAのロイス・ホールでの録音。
アナログのためヒスは若干あるが抜けの良い優秀録音。
帯域も広く空間も良好。分離の良さがスキッとした演奏の傾向に拍車をかける。
さすがDECCA。

第1楽章はまさに痛快。推進力を持って燦々と輝き、迷うことがない。
全奏では底抜けの大音響。ホルンや金管の屈託ない響きが左右から掛け合う。
弦は爽やかで気持ちよい。

第2楽章は、弦の歯切れのよい進行に、普段は聴こえないトランペットが
のっかってくるなどDECCAならではのマルチマイクサウンドが威力を発揮。

第3楽章は嬉々としたブラスの饗宴。いい音だ。
トリオではべたつかない範囲で情感を出す。

終楽章はまたノリノリ。
各フレーズ毎に愛らしいが変な癖はなく初々しいムードが満点。
弾けるティンパニ、バリバリのトロンボーン
それぞれの奏者が目指す方向を信じている。低弦はゴリゴリ前進。
最後まで前向きで豪快なサウンドが炸裂する。

一面的と言うなかれ。
ここまで割り切りがよいことはよいこと。あースッキリ!

16:55  15:45  10:55  21:00   計 64:35
演奏  明A+   録音 91点

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