クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 マズア(90)

2012.12.24 (Mon)
マズア23
マズア/ロンドン・フィル(90、TELDEC)は弦を軸に良いバランス。
気持ちよくシューマンを味わうことができる。
本場物ということならゲヴァントハウスとの旧盤の方があっていると思われがちだが、
ロンドンのこのオケでも全く違和感がない。
ただ、同じ年に同じレーベルでゲヴァントハウスでチャイコフスキーを録音して
いるのでなぜこの組み合わせになったのか不明。

録音はスネイブ・コンサートホールで適度な大きさ。
低域の量は多くないが全体は不足なくバランスは良い。

第1楽章は安定感あるしかし力感のある演奏。
弦の細部の刻みをしっかり弾かせ動感を出す。
朗々と淀みなく流れ、5:58からのホルンの吹奏も決まる。
どちらかといううと金管は抑え気味で弦の推進力で一気呵成に駆け抜ける。

第2楽章も保有盤最速ベースでダレない。
シンフォニックなのだがうるさくもなくバランスが良い。

第3楽章は一転ここまでの怒涛の流れを落ち着かせゆったり。
弦を震わせセンチメンタルな表情を作る。

第4楽章も必要以上に重くしないが軽すぎることもないいい塩梅。

終楽章は歯切れ良い前進性を持ちウキウキ感がある。
ここでも弦が主体になって事を運ぶので安心感がある。
終結に向かう高揚感も適度なアッチェレランドで表出。

スッキリ系だがリファレンスになりうる演奏。

9:33  5:12  5:37  5:35  5:28   計 31:25
演奏  A   録音 90点

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