クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第1番 ジンマン(03)

2012.11.21 (Wed)
ジンマンシューマン全集
ジンマン/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(03、ARTENOVA)の演奏様式は
「春」にあっている。「ライン」では物足りなかったが、ここでは良い感じ。
この全集で一番いい。

録音は低域は軽くスリムな音だが爽やかさはある。この曲には響きも多すぎよい。

第1楽章はジンマン特有のリズム感が冴えている。
粒立つティンパニ(ケトル・ドラム)や音を割るナチュラルホルン、
きびきびした弦など生き生きしている。初々しい表現はこの曲の春を体現する。

第2楽章も速足だが躍動感のあるラルゲット。垣間見せるチェロの歌も切ない。

第3楽章は転がるように進む。弦のピリオド奏法が新鮮な表情。

終楽章も勢いがそのまま。
ここまで一気呵成が続いていいものかと思うが、ジンマンに迷いはない。
音が重なっていくときのスケール感はないが、一途な思いは果てしない。
最後はどんどん思いを膨らまし畳み込むように終結に。30分を切る。

10:46  5:56  5:02  7:33   計 29:17
演奏  A+   録音 91点

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