クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第5番 ドゥダメル(2008)

2012.10.10 (Wed)
ドュダメルブルシベニ
ドゥダメル/エーテボリ交響楽団(2008.DG)はこのコンビ初CD。
ベネゼエラのグスターヴォ・ドゥダメルは2007年から首席指揮者を務めているが、
すでに遠慮なく北欧音楽を自分の音楽にしている。
感じたまま真摯に立ち向かっている。その点は好感が持てる。
北欧のヒンヤリした感触を求めるならお国自慢の指揮者がいるではないか、
といわんばかり。

録音はエーテボリ・コンサートホールでのライブ。
BISの録音より高域が強く響きも多い。明快で直接音を聞かせる。

第1楽章の冒頭の弦の刻みが明快、
その後の各パーツも角が立ち幻想性より闘争的。速いテンポでゴリゴリ進む。

第2楽章は次第に猛烈に厳しい音楽に。
容赦なく打ち付けるスネアドラムとブラスのびりびりするような強音。
これがあのエーテボリなのかと驚く。

第3楽章も強烈だ。渦巻く音楽。弦の音は筋肉質。

終楽章のフーガは岩礁に打ち付ける荒波のように激しい。オケが軋む。
最後のフィナーレはも絶叫調。

聴き終って、やはりこの交響曲で感動させるにはもう少し時間が必要と感じた。
力でねじ伏せようとしているが、なにか劇画調で単純な音楽になった。
真の迫力は、弱音の中に潜む。

8:50  8:56  5:52  10:11   計 33:49
演奏  劇   録音 91点

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