クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第6番 メータ(95)

2012.09.21 (Fri)
メータ悲劇的
メータ/イスラエルフィル(95、Teldec)は疾風怒濤の嵐。
あれよあれとという間に轟音とともに過ぎ去る。
何か深いものは追い求めてなくて、気がつくとなぎ倒された木が眼前にある。

録音はテルアヴィヴのマン・オーディトリウムで間接音の少ない引き締まった音だが、
量感的には軽い。弦より管が強い。

第1楽章は勢いがある。全般的に速く、溜めやデフォルメのない率直な演奏。
低域が軽いこともあり凄みは感じられない。荒々しい切り込みは、
太ったメータではなく若かりし頃の指揮者を思い出させる。
この思い切りの良さはすがすがしくもある。

第2楽章はスケルツォ(新版が出てからの実演ではメータはアンダンテに
順序を入れ替えていた)。ここでもリズムが弾み前進する力が凄い。

第3楽章もさらさらした感触。感情が高ぶる場面でも単調なフォルテ。

終楽章も快速。前へ前へと突き進む。所々でドスを効かせながらも豪快に駆ける。
決してスマートな感じでなくアメ車にバズーカ砲を積んでブイブイ。
制限速度を30キロくらいオーバーしてるが、でも時速90キロしか出ていない。
即物的にやっつけた演奏にも聴こえるし、そうでないとも取れる。

21:54  12:40  14:47  28:30   計 77:51
演奏  A? 録音 90点

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