クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第4番 レヴィ(98)

2012.08.14 (Tue)
レヴィ4       シュターデ
レヴィ/アトランタ交響楽団(98、TELARC)はなんといってもシュターデの声がいい。
演奏自体も軽やかで自在でこの曲にフィットしている。
場合によってはこの曲が見せる深みや凄味に事欠くのだろうが、
逆に心理的負荷は軽く、湿度の少ないこの演奏は癒し系で好きだ。

録音はジョージア州アトランタのウッドルフ芸術センターホール。
適度な広さで澄み切った空気感が出ており優秀録音。

第1楽章の響きはオケ自体の特性も手伝い重くならず明るく爽やか。
演奏自体は特別夢幻的に持っていこうというよりも自然体に近いが、
それが本来のこのコンビとこの曲想の合致を見せる。

第2楽章も速めのテンポの中に表情豊かな独奏ヴァイオリンが冴える。
それぞれの楽器が比較的無邪気に鳴るところはアメリカらしい。

第3楽章も濃厚な味ではない。淡々と進み、ポルタメントも品が良い。
終結のフォルティッシモも絶叫せず余力を残しており、美しさを保つ。

終楽章はシュターデの清潔な歌と歳を感じさせない初々しい声が
ほんとに素敵。ソプラノが出しゃばらない抑制がまた良い。
録音も含めて聴き終わったあと、とても気持ちよかった。

16:58  9:32  20:33  9:19   計 56:22
演奏  A+ 録音 94点

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