クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト 交響曲第41番 デイヴィス(88)

2012.08.04 (Sat)
デイヴィス4139
デイヴィス/ドレスデンシュターツカペレ(88、PHILIPS)はとにかく小細工なし。
ある意味予想通りの演奏が展開されるが、この曲の出発点として録音も含め最高の部類。
バランスがきっちり整えられ破綻なし。
ここからさらに個性的な演奏や古楽奏法にめぐり逢えば
曲の持つ多面性をいろいろと味わうことができる。
私としては、今後この演奏を何度も取り出して聴くかときかれれば
多様性の探索に時間をかけたいと思うが・・・。

録音はドレスデン・ルカ教会でどっしりとした豊かな響きはこのレーベルのもの。
木管などもしっかりフィルアップされておりバランスもよい。

第1楽章はジュピターにふさわしい堂々とした正攻法。
ティンパニの粒立ちがいいのが好感。古楽奏法とは別の行き方の一つの極限。
図太い響きの中にも木管の煌めきがある

第2楽章はゆったりとした響きに包まれる。安心感。

第3楽章も優雅だ。

終楽章もシンフォニックで安定的響き。
ここでも木管が厚い響きに埋もれずしっかり主張している点はうれしい。
どこまで行ってもバランスは良い。
もっとスリルが欲しかったりするが、ここまでこの演奏を聴いてくれば不満はない。
終結の堂々さ加減はジュピターに誠に相応しく感動的だ。

12:03  8:59  5:13  8:41   計 34:56
演奏  A+   録音 90点

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