クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 大地の歌 ヨッフム(63)

2012.06.25 (Mon)
ヨッフム大地の歌
ヨッフム/アムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団(63、DG)は率直な音楽づくり。
オケの優秀さもあり立体的な推進力を持つ。
ヨッフムのマーラーは大地の歌以外知らないが情緒に連綿とすることなく力強い。
ヘフリガーも流石でこの盤は名盤となった。
世の中では忘れられているかもしれないが…。

録音はコンセルトヘボウの本拠地でフィリップスが録るより近接で生々しい。
リマスターもよく鮮明な音だ。

第1楽章の音が張りをもつホルンと対等に渡り合うヘフリガーの声量が素晴らしい。
そしてヨッフムの直截的な音楽も凄味のあるキレ味だ。
オケは豊かな響きながら芯がある。
それにしてもここでのヘフリガーがちょっとないくらい見事。
ワルターのステレオ盤をさらに上回る出来。
第2楽章はメリマンはややヴィヴラートの多いいかにも女性のか弱き歌声。
音楽はここでも速めのテンポでストレートだ。
第3楽章はヘフリガーが相変わらず確信に満ちた歌だが
ちょっとしたオケの音色も深みを感じる。
第4楽章もオモチャのような音楽だが演奏が平板になることを救っている。
緩急の対比は少なくここでも直球。
第5楽章もヘフリガーの歌唱に聞き惚れる。
終楽章のメリマンはヘフリガーに比べると小粒の印象はぬぐえないが
この楽章ではその儚さがプラスに効いている。
音楽は速めのテンポで進む。
ただ、歌唱も指揮も率直さが音楽の深みを表し切れていないように
感じることもある。あまりにも紋切りに感じる部分があるのだ。
明快な淀みない運びは好感が持てるので悪いということではないのだが・・・。
二つを同時に求めるのは難しいのかな。

8:51  8:50  3:11  6:29  4:29  26:54   計 58:44
演奏  A   録音 88点

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