クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト 交響曲第41番 マッケラス(86)

2012.06.19 (Tue)
マッケラス4041
マッケラス/プラハ室内管弦楽団(86、TELARC)は全集からの一枚。
テンポは速めだがリピートはありなので演奏時間は相応になる。
マッケラスはこの前にLPOと、後にスコットランド室内Oともこの曲を録音している。
彼にとってモーツァルトは中心レパートリーだ。

録音はプラハ芸術家の家でやや遠目で軽い音。残響もあり少し現実味が薄い。
音を絞るとBGM的。

第1楽章は速めのテンポでかける。演奏自体は儚く軽く通り過ぎる。
変な思い入れや粗雑な感情はない。ティンパニなど遠く迫力はないが
終結にかけて動感はあり端正。
第2楽章は羽毛で撫でるような感触を持つのは音響効果にも依る。
もたれないテンポで細部を練り上げていく。弦の美しさはなかなか。
第3楽章は前のめりなほど勢いが良い。
アクセントもはっきりで突然ここで目覚めたような雄渾さ。
終楽章は躍動感がある。荒々しい男性的な迫力ではなく丁寧に積み上げる。
対抗配置の弦がするすると疾走する。
しかし全体的に音が軽く夢見心地なので真実の凄味に欠けるのが残念だ。
もう一歩、乗り越えてもよいのではないか、それが感想だ。

10:53  10:54  4:36  10:55   計 37:18
演奏  A   録音 90点

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