クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ハイドン 交響曲第88番 クラウス(29)

2012.06.09 (Sat)
クラウス88
クラウス/ウィーンフィル(29、HISTORY)は今の整った演奏にない雰囲気を持つ。
現在のウィーンではもはや聴けない演奏。

録音はSP復刻のチリチリ入りモノラルだが慣れてしまえば聴ける。

第1楽章は素朴な出だし。日常的な中での演奏だが合間合間に微妙な
ニュアンスのような表情が聴かれて飽きない。
第2楽章の優美なポルタメントで歌うチェロを聴くと
古き良き時代のウィーンの香りが立ち上るようだ。
第3楽章の方言のような語り口が何とも言えない。
弦に独自の艶が乗るがこのような演奏はウィーン以外ではあまりない。
終楽章の何ともとぼけたような風情が面白い。
ピッチカート一つとっても画一的でない。
アンサンブルは緩いともいえる。
しかしオケが自由にやりながらとても楽しそう。こちらまで楽しくなる。

6:36  5:58  3:27  3:37   計 19:38
演奏  香   録音 75点

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