クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ハイドン 交響曲第88番 クイケン(92)

2012.05.29 (Tue)
クイケン8892
クイケン/ラ・プティットバンド(92、virgin)は品のあるピリオド演奏。
スケールという点では小さいが、古雅な雰囲気では最右翼。
クイケンは90年前後にパリ交響曲を18世紀オーケストラと、88~92番を
ラ・プティットバンドで録音しているが前者のほうが録音も含めて刺激的で
後者のほうがインティメートな雰囲気を持つ。

録音はオランダハーレム、ドープスヘヅィンデ教会でのセッション。
こじんまりと明快な音場音響。透明感もある。

第1楽章は小編成のすっきりした端正な表情。古楽器の粗さはない。
第2楽章は約7分のゆったりしたテンポで歩む。
しかし途中のトランペットとティンパニの強奏にははっとさせられる。
雅な世界と驚愕の混在。
第3楽章のメヌエットは古楽器によりノルウェイの民族舞踊のように聴こえる。
終楽章の運びは前楽章のつながりを感じさせる農民の喜びの踊り。
テンポは踊れるテンポ。ニュアンスは多様で決して一本調子でない。
この楽章特有の曲芸的面白さを追求はしない。

6:47  6:59  4:14  4:08   計 22:08
演奏  A雅   録音 92点

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