クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ハイドン 交響曲第102番 ヘルビッヒ(74)

2012.05.24 (Thu)
ヘルビッヒ101102
ヘルビッヒ/ドレスデンフィル(74、DS)はクリーンな空気感を持つ。

録音はドレスデンのルカ教会で凛とした美しい響き。

第1楽章冒頭はシベリウスの第6番の冒頭のようにスーッと北欧の冷気が舞い降りる。
主題に入ると快速で爽やかな音楽。あくまでヴァイオリンを主体に管・打はサポートに回る。
澄み切った響きが心地よい。一貫した快速を保持。7分台で終える演奏はあまりない。
第2楽章は一転して清冽な悲しみを湛えゆったりした進行。
美しいが白痴美でなく底流に意志を持つ。
第3楽章も弦を主体にしたメヌエットがこだまする。
弦の強い音も教会の美しい響きでカバーする。
終楽章は山の清流を連想させる。力みはないが美しく爽快。
岩や滝をさらりとかわしながら前進する。気分が晴れる音楽。

ヨッフムのような余裕やユーモアはない。
バーンスタインのような熱気や必死さはない。
しかし、何たる爽やかさ。気持よく背筋が伸びる。

7:51  6:13  5:59  4:33   計 24:36
演奏  A+    録音 90点

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