クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ハイドン 交響曲第102番 バーンスタイン(62)

2012.05.15 (Tue)
バーンスタン88102
バーンスタイン/ニューヨークフィル(62、SONY)、指揮者はこの曲が大好き。
1959年のヤング・ピープルズ・コンサートではこの曲の終楽章を取り上げて
ハイドンの楽しさを伝える。
また、1971年にウィーンフィルに客演したときにはこの曲を真っ先に演奏している。
私もハイドンの交響曲の中でこの曲が好きなのはこの盤に接したからだ。

このころのバーンスタインの特徴として遅いところはより遅く、
速いところはより速くして曲の振幅が大きいところだが、
この演奏の前者が第2楽章で後者が終楽章だ。

録音はフィルハーモニックホールで音場は広く爽やかな音。
ヒスはこの年代なのである程度やむをえないが気になるほどではない。

第1楽章の序奏は極めて入念。ロマンティックに沈み込む。
一転大オーケストラの低弦が唸る。
第2楽章も濃密な演奏で7分を超える。表情は豊かで耽溺する表情はロマン派音楽。
第3楽章は平均的。お楽しみに備える。
終楽章はとにかくびっくりの前のめり。
あわや3分台で終わるのかと思うほど。保有盤最速演奏。
しかし、そんな中になんというユーモアをたたえていることか。
愉悦の極致。
ニューヨークの弦も凄い。体が自然にリズムをとってしまう。
曲芸みたいだが、この楽しさは代え難い。抗し難い。

9:02  7:02  6:00  4:06  計26:10
演奏 S愉    録音 86点

コメント

終楽章
おはようございます。

やはり終楽章が素晴らしいですが、第1楽章序奏から
この終楽章に向けて演奏が設計されていると思います。
こうしたところがバーンスタインの演出巧者な気がします。
これは朝に聴くべき音楽ですね。
No title
なるほど『朝に聞く音楽』ですね。
この演奏は編成は大きいものの
爽快軽快ですよね。

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