クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト 交響曲第40番 ワルター(59)

2012.05.07 (Mon)
ワルターモツ40s
ワルター/コロンビア交響楽団(59,SONY)は唯一のステレオ録音。
昔はモーツァルトの「40番」といえばワルターの専売特許だったが、
いま聴き直すとこの演奏は老成しすぎていると感じる。
やはりモノラル盤の方がワルターの表現する方向が明確だった。

録音はやや低域がブーストされた感がある。
それが「人間的な温かい」モーツァルトにつながっているかもしれない。
ステレオを初期ながらこのスタジオセッションは聴きやすいが。

第1楽章は演奏自体もやはり温かみのある音楽で古楽器のに慣れた
耳からするとややもっさり感はある。老齢のせいか少し緩さを感じる。
以前聴かれた目立つポルタメントはないが角は丸い。
しかしこの角のない落ち着いた響きに癒されるのも事実。
第2楽章では前楽章で感じたことがさらに助長される。
のんびり長閑で日だまりで寝転んでいるようだ。
第3楽章はもう少し生気が欲しくもなる。
終楽章はテンポこそ遅くはないが音楽に漲るハリではもう一歩。
録音も影響しているだろうがリズムも重い。
しかし、最後まで力はふり絞っている。

6:35  8:48  5:07  4:55   計 25:25
演奏  A-   録音 84点

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