クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第5番 ハイティンク(2010)

2012.05.02 (Wed)
ハイティンクブル5
ハイティンク/バイエルン放送交響楽団(10、BR)は流麗な演奏。
逞しさもあるが優美さが勝る。
ものすごい完成度だが、この曲にガツンとした男っぽさを求めると違う。

録音はミュンヘンのガスタイク・フィルハーモニーでのライブ。
マスで残響が多く広大感がある。細部はフォーカスが甘いが量感たっぷり。
5番の場合はもう少し筋肉質の音の方が好み。

第1楽章は安定的で小細工なく進む。重厚なオケを信じて正面突破。
同じオケでBRから出ている力感あふれるマゼールのライブとはえらく印象が違う。
自然体とは言える。
第2楽章は前楽章とはやや趣が異なりダレないテンポで膨らむところは情感が溢れる。
広大な空間の中で滑らかに進む。弦が非常に美しい。
しかし意志がこもっている。
第3楽章は洗練された音楽。
終楽章も録音に起因することかもしれないが音楽がレガートしている。
よく聴いてみると相当のアクセントをと力感を置いているようなのだが
マスの響きは丸い。音楽の進め方は全くハマっている。
終結部は猛烈にテンポを落とし粘る。スケールはいやがおうにも拡大。
ずっしりした手ごたえを残す。

しかし、余裕がありすぎやしないか、とふと思った。
必死の時のハイティンクはカッコいいのに・・・。

ノヴァーク
20:31  16:07  13:30  25:14   計 75:22
演奏  A-   録音 91点

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