クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト 交響曲第40番 バーンスタイン(84)

2012.04.21 (Sat)
バーンスタイン4041
バーンスタイン/ウィーンフィル(84,DG)は、流石にNYPに比べると
落ち着いた表現だが終楽章は異常に燃焼。
前3楽章の響きはおおらかに膨らんでいる。クラリネット使用は変わらず。
こうした厚い響きを伴ったオールドファッションによる演奏はこの頃が最後かもしれない。

録音はムジークフェランの大ホールでのライブ。
カロリーたっぷりな音で広さも感じる。
客席ノイズはなく、聴衆による吸音効果も感じられない。不思議なライブ。

第1楽章は古楽器を聴きなれてくるとモコモコした印象。
目立つような小細工はなく大きくうねる。
バーンスタインはウィーンフィルを信頼して柔らかな音楽に仕立てる。
第2楽章も音は厚めだが美しい。力みがない。
テンポは遅くうとうとしてしまいそう。
第3楽章もかなりのんびり長閑。緩フンではないか?
終楽章に来ると驚く。第一主題の目を覚ましたような前のめりの疾走。
一転第二主題の優美さ。この猛烈な対比感。
NYP盤と違うのは後半の繰り返しも実行されている点。
疾走しながらも弦に細かい表情やクレッシェンドをつけるなどして
焦燥感をあおっている。最後に来てバーンスタインの面目躍如。
ウィーンフィルの能力も全開。この曲を大交響曲に仕立て上げる。

8:30  8:14  4:50  9:13  計 30:47
演奏  A- → A(終楽章)  録音  90点

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