クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 チェッカート(87)

2012.04.13 (Fri)
チェッカートシューマン34
チェッカート/ベルゲンフィル(87、BIS)はマーラー版の全集初録音だった。
最初聴いたとき知名度のない指揮者とオケによる変化球、とも。
だからかどうか、痩せたオケの響きはマーラーの整理なのかベルゲンの地味な音なのか
判断がつかなかった。現在は同じマーラー版ではシャイー盤がやはり上手で、
かつマーラー版自体それほどの好みでないというのが私の感想。

録音はベルゲンのグリークホール。こじんまり木質の音。地味。伸びやかさもう一歩。

第1楽章冒頭はやや肩透かし。分厚くオケは響かない。
一分辺りからのホルンのアウフタクトはかっこいいが割りとさらりとやっている。
ゲシュトップ奏法も穏やかなので、近時のマーラー版を援用した他の演奏に負けてしまう。
リズム感や動感はイマイチ鈍重。いざと言うときの底力がないので物足りない。
第2・3楽章は曲想から言って物足りなさはない。表現意欲はこちらのほうが伝わる。
第4楽章の荘厳さもさらりとかわす。オケが薄い。
金管のファンファーレなどあっけらかんとしている。イタリアの指揮者の明るさか?
終楽章は軽やか。しかし、それ以上ではなかった。
マーラー版というチャレンジ精神は評価。

9:31  6:14  5:18  5:59  5:45   計 32:47
演奏  B+   録音 89点

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