クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第4番 ハイティンク(85)

2012.03.25 (Sun)
ハイティンクブル4vpo
ハイティンク/ウィーンフィル(85、PHIHLIPS)はウィーンフィルとブルックナーの
全曲再録音が計画された時の第一弾。結局は3、4、5、8番を録音して全集は中断してしまった。

録音はムジークフェラインザールでのセッションで、音場は大きくマスで捉えられている。
柔らかいシルク系の音だが全奏では響きがかぶる。
個人的には2001年に火事になって使えなくなってしまったが、ソフィエンザールで録られた方が
ウィーンフィルの音を忠実に楽しめる。
また、ムジークフェラインでも、聴衆がいると吸音されてここまで響きが多くなることはない。

第1楽章は誠に順当。ホルンやティンパニが録音的に奥に位置するため
鮮明さを欠いているのが残念。音楽はそうした録音の傾向も反映してなで肩。
音楽の運びは自然でいかにもこのころのハイティンク。
第2楽章を聴きながらカラヤンのベルリンPOとのEMI録音(70)を思い出した。
響きの多い流麗な音楽。
第3楽章はトリオが美しい。
終楽章は最初の3分間の盛り上がりの意志的展開に目が覚める(寝てたのかい?)。
持続力のある迫力。この楽章では右側の弦の扱いも積極的で対の面白さも出ている。
その後も金管の隆起やティンパニの打撃に前楽章までとは違うものを感じる。
この曲の録音は2月20日と21日の二日間になされているが、
この楽章だけが前の楽章と違う日だったのではないか?
終結は力を放射する。
評価的には最初は録音の方向性が今一つ好みに合わないので
A-と思ったが、終楽章が好印象でAとなった。

20:39  15:27  10:37  21:46   計 68:29
演奏  A   録音 90点

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