クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ブルックナー 交響曲第1番 スクロヴァチェフスキー(95)

2012.01.11 (Wed)
スクロヴァ1
スクロヴァチェフスキー/ザールブリュウケン放送交響楽団(95、ARTENOVA)は
この交響曲を楽しく聴かせる。
初期の交響曲で深みに乏しく人気はないだろうがこのような演奏で聴ければ一気呵成。
充分面白い曲だ、と感じる。

録音はやや軽いが爽やかな音はこの曲に合っている。響きの具合もちょうどいい。

第1楽章を聴き始めると速めのテンポの運びが気持ちいい。
迫力もあり楽器のバランスも抜群で感心してしまう。
第2楽章はワンフレーズごとに気持ちが込められる。
前楽章の勢いと一転した叙情的な表現。弦のヴィヴラートも要因のひとつ。
第3楽章躍動感あるアクセントが印象的。
このスクロヴァ御大のビート感はいいじゃん。
終楽章も運動性のが良い。
3:48辺りからの主題を吹奏しながらアッチェレランドかけていくのは
スポーツカーがGを感じさせながら容赦なく加速させるようなスリルに満ちる。
金管の抉りもあり、メリハリも最高。
でも暴力的な粗さはなく、どこかにさらりと吹く風を感じさせるのが良い。
聴き終わってすがすがしい気分になれた。

11:41  12:23  8:33  13:13   計  45:50
演奏  A+   録音 91点

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