クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 大地の歌 ケーゲル(77)

2011.12.23 (Fri)
ケーゲル大地の歌
ケーゲル/ライプツィッヒ放送交響楽団(77、Weitbuck)は全体の色調がほの暗い。
それがこの曲に合致。

録音は、ライプツィッヒのコングレスホールでのライブ。空間は非常に広く感じる。
リマスターの段階で響きを付加しているのかはわからない。
ヒスは押さえ込まれているが若干のピーク感はある。
一気通貫の録音で、楽章合間もそのまま記録されている。

第1楽章はテノールのゴルドベルクはストレートな歌唱を披露。アクセントが明快。
オケは表情が豊かで素晴らしい。
第2楽章のアルトのソウクポヴァはいい声。深みと美しさがある。
全体的に重苦しい雰囲気が漂うのは、東のオケ特有の音色が要因なのか。
第3楽章も真面目だ。
第4楽章でアルトに戻るがこの人の歌唱は素晴らしい。妙な癖はないが陰影がある。
3分過ぎからの馬で駆ける部分の図太い音と掻き鳴らされるマンドリンの効果は絶妙。
第5楽章のテノールのハリのある声は力強い。
終楽章のアルトは最初声量が豊か過ぎると感じた。
しかし、音楽は徐々に深みを増す。
かすれ気味のオケの音。でも意識はしっかり。
後半10分はどんどん思いが積もる。
単に綺麗という次元でなく音楽が少し慟哭し始めている。
より美麗な演奏は他にもあるがこれは厳しく律せられたロマンを感じさせる。

8:52  10:42  3:12  8:12  4:34  31:09   計 66:41
演奏  A   録音 86点

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