クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 メルツ(92)

2011.11.13 (Sun)
メルツ全集
メルツ/デュッセルドルフ古典PO(92、ebs)は古楽器的演奏プラスティンパニの強打。
新鮮な面もあるが違和感も相当ある。

録音はデュッセルドルフのシュテファン教会で音は直截的ではない。

第1楽章冒頭からお約束のティンパニの強打と短く音を切りアクセントを明確にする
全体の演奏がかなり強烈な印象。分厚い音の奔流という点ではほかの演奏にかなわないが、
アヴァンギャルドさでは最右翼。テンポは比較的安定的である。
第2楽章も田舎の盆踊り状態で太鼓がどんどこ。
こんなに鳴っているのだっけ?と思わずスコアを確認したくなる。
しかし必要以上に強連打されるティンパニもそろそろ鼻につく。
また、急激な音の立ち上がりと減衰の連続もやや疲れる。
第3楽章はティンパニがないので落ち着くが音色の単調さが目立つ。
第4楽章は薄く切り立った音作りのせいで荘重さが削がれる。
別の音楽になっている。
終楽章はこの演奏様式で期待したのだがいまいち。
もう少し湧き立つような感じが出るようなテンポ設定ならばよかったのに。
また、ティンパニの強打はいつも強打していると感覚が慣れてしまって驚きが
なくなってしまうことを気づかせる。
いつもは控えめでも、ここぞというときに打って出る方が迫真性が高く、心を揺さぶるのだ。

9:46  6:01  4:18  4:57  6:00   計 31:02
演奏  異   録音 90点

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