クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

チャイコフスキー 交響曲第1番 スヴェトラーノフ(90)

2011.09.12 (Mon)
スヴェトラ1番90年
スヴェトラーノフ/ソビエト国立交響楽団(90、CANYON)は重厚な第1番。
録音は渋谷のオーチャードホールでのライブ録音。分厚さと芯を備えた充実した音。
赤い扇風機の音はしっかり収録されている。

第1楽章から非常にまっとうで淀むことなく突き進む。
ロシアのオケと感じさせる金管の力強さと低弦の量感が凄い。
非常に逞しい音楽で「冬の日の幻想」という心細さよりも暖炉の燃え盛る火を想起する。
第2楽章は10分を切る速度。オーボエソロを中心に綿々と歌われることの多い
この楽章だが女々しくならない。後半のヴォリューム感はさすが。
第3楽章も音楽に推進力がある。
終楽章は低重心から繰り出される音の奔流に圧倒。
音楽はライブらしく前のめり。ロシア民謡「咲け、小さき花よ」は立派なマーチだ。
この太い音楽はなかなか聞けない。
最後の2分はオケがゴウゴウいって加速し、パーカッションが強打する。金管が炸裂する。
日本のオケでは絶対に出せない音。聴衆は熱狂せざるを得ない。


11:27  9:47  7:25  12:04   計 40:43
演奏  A+   録音 91点

コメント

この演奏は会場にいました。
確かこれが前プロで後半は悲愴。
まさに熱狂せざるを得ませんでした。
この頃がこのオケの最盛期でしょうね。

先日、西本某との来日公演にも行きましたが、見る影もなく衰えてました。
ロシアのオケはどこもそんな状況のようですが。。
Riccardoさんありがとうございます。
この会場にいらしたのですかあ!
うらやましいです。
ロシアのオケはほんとに変わってしまいましたね。
スヴェトラーノフのような指揮者も
いなくなってしまいました・・・。

管理者のみに表示

トラックバック