クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第8番 ハイティンク(71)

2011.08.19 (Fri)
ハイティンクマラ8
ハイティンク/ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団(71、Philips)は同じ年に
録音されたショルティ盤の影に隠れて目立たない存在だが、実は素晴らしい。
知名度は低いが期待を大きく上回る。

録音はスケール大きく独唱はややクローズアップ。この当時の優秀録音。

第1部は引き締まったテンポの中劇的な音楽が鳴り響く。
中庸を重んじて何もしない青年指揮者、ではない。
極端なテンポの変動やアッチェレランドや表情の誇張はない。
しかし、図太い音楽がバリバリ進む。
びくともしないオケ・叫びながらも破綻しない声楽陣も素晴らしい。

第2部は間延びしがちな音楽だが緊張感を持続させる指揮者。
表現にやや生硬なところがないとは言えないが、オケやホールがクッションになる。
この楽章では眠くなることが多いが、このメリハリの効いた演奏ではならなかった。
音楽が前へ前へ進もうとするからだ。
独唱陣もそれぞれ張りがあり美しい。終結の放射もまばゆいばかり。

22:50  53:01   計 75:51
演奏  A   録音 90点

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