クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューマン 交響曲第3番 アーノンクール(93)

2011.08.18 (Thu)
アーノンクールシューマン全
アーノンクール/ヨーロッパ室内管弦楽団(93、TELDEC)は私には不思議な演奏に映る。

録音はグラーツのシュテファンザールでのライブレコーディング。
聴衆の吸音効果で、さほど大きくない響き。まろやか。
もう少し音に奥行きがあればよい。

第1楽章はは優しい出だし。大オーケストラの威圧する響きはない。
テンポはのんびり。のどかな「ライン」だ。6分半のホルンの吹奏も立派だが
音楽に怒涛の勢いがないので緊迫感はない。
第2楽章もゆったり流れる。但しオケのスケール感はイマイチ。
第3楽章は夜想曲。とろーりとした音楽。
第4楽章は逆に相当速い。ノンヴィヴラート奏法の静謐な世界を味わいたかったが慌しい。
荘厳さは期待できない。弦の動きが刺激的だったりするのもどうか。
終楽章は第1楽章冒頭と同じテヌートでとろり。
弦の各パートの動きを明確にしながら次第に迫力を増す。
金管のアクセントの効いた強奏も加わり荒々しさも混じる。
終結は録ってつけたような元気さ。
しかし、全体を聴き終えてこの硬軟の取り混ぜがどういう意味だったのかがわからなかった。


10:13  6:09  5:14  4:51  5:53   計 32:20
演奏  B+   録音 89点

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