クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

チャイコフスキー 交響曲第2番 マゼール(86)

2011.08.16 (Tue)
マゼールチャイコ2テラーク
マゼール/ピッツバーグ交響楽団(86、TELARC)は微温的。
ウィーンフィルとの第一回目の録音は強烈な体臭を放っていた。
また、後年のバイエルンとのライブでは彫りの深い名演だった。

マゼールのテラーク録音時代はなぜかどのオケと組んでも迫真性がなく
そつなくこなしている感がある。美しいのだが面白くない。
このオケとのコンビも90年代のシベリウスは新らたなマゼールの個性は発露していた。
80年代だからマゼールは無個性とは言い切れず
ウィーンフィルとのマーラーはかなり独自だった。
よくわからない。
考えてみるとテラークのどの録音も指揮者にかかわらず豊満な響きと引き換えに
切迫性を薄めている。これはレーベルの方針なのかもしれない。

録音はピッツバークのCalvary Episcopal教会で
ラグジュアリー感のある豊かな響き。暖色系。

第1楽章はことさら民謡を強調することなく優等生的にバランスをとる。
ここぞと言う打ち込みもなく第一回録音とは別人。
第2楽章もアクセントが丸く美しい。BGM的。
第3楽章も予定調和。
終楽章もゴージャス。バブリー。しかもアンサンブルが緩い。

なお、このCDにはリムスキーコルサコフの交響曲第2番「アンタール」が
収録されており「シェエラザードⅡ」が楽しめる。
ジャケットから言ってこちらの曲がメインなのだろう。

10:48  7:12  5:20  10:12   計 33:32
演奏  B+   録音 90点

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