クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

チャイコフスキー 交響曲第2番 アバド(67)

2011.08.15 (Mon)
アバドチャイコ2DG
アバド/ニューフィルハーモニア管弦楽団(67、DG)は若かりし頃の記録。
この頃はこの曲は「Kleinrussische(小ロシア)」と呼ばれていた。
彼はDGにウィーンやロンドン響などともチャイコフスキーを録音している。
その後SONYでシカゴ響と全集を完成。
その全集の第一弾もこの曲なので、ひょっとすると愛好曲?
また、ロンドン交響楽団と多数の録音を残しているがこのコンビも珍しい(DGでNPOも珍しい)。

録音はヒスはやむをえないがそのほかはクリアで飽和感もない。

第1楽章はアバドの豊かな資質を感じさせる。
歌謡性とびしっと決まる迫力が両立している。
しかも、安っぽくない自然な流れも素晴らしい。
第2楽章も楽器の遠近・明滅が立派。
単調に陥りがちな音楽を各所で工夫しながら聴かせる。
第3楽章もリズミック。
第4楽章は前半抑えた展開、後半のスピード感の対比が素晴らしいが、
残念ながら最後の爆発が後年録音ほど捉えられていない。軽くなっている。
全体としてはメリハリと曲の愛着が感じられ好きな演奏。

10:35  7:08  5:13  10:32   計 33:28
演奏  A   録音 87点

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