クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第5番 フェドセーエフ(00)

2011.08.05 (Fri)
フェドマーラー5
フェドセーエフ/モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団(00、RELIEF)は予想と違う展開。
ドロドロした世界から離れた不思議な音世界。
全体的に音を重ね溶けあわさないでソロの集合体のよう。

録音はモスクワ音楽院大ホールでのライブで神経質でない豊かな音。ウォームトーン。
メロディアで聴かれたような耳を劈くような音はここにはない。

第1楽章はさっぱりした表情で粘ることなく進む。
音は録音も在るかもしれないが落ち着いたしっかりしたもの。
ブラインドで聴いたらロシアのオケとは気づかなかったかもしれない。
旧ソ連のオケと明らかに金管が変わった(ホルンのヴィヴラートに名残)。
第2楽章は一つ一つの音を明快にしっかり、力むことなく鳴らす。
中間部ではテンポを落とし一層分析的。
主情的ではないのでべたついた感じがしないのが面白い。
一方、ドラマとして聴くとあまりにも飄々としているのでつまらないかも。
第3楽章もこの路線は変わらない。ワンプレーズごとにインテンポで四角四面。
このため演奏時間は19分半と保有盤中最長か。
スケルツォ的な躍動感はない。風変わりでもある。
ただ、各パートの音は分離してよくわかる。
第4楽章のアダージェットは普通の演奏。ハープが深い音を出して効果的。
(一瞬弦の強奏で音がびりつく)
終楽章はこれまた醒めた演奏。全体的に軽い。興奮は無用。
端整なまでにすっきり音を並べる。
普段は聞けない木管のパートがひょろひょろ浮かび上がったりする。
終演後はブラボーが出るがその声も軽い!

11:23  14:42  19:29  9:45  15:53   計 71:12
演奏  軽   録音 91点

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