クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

マーラー 交響曲第1番 リットン(88)

2011.05.26 (Thu)
リットンマーラー1
リットン/ロイヤルフィル(87、virgin)はオケを素直に鳴らした演奏。
リットンは1959年生まれであるから当時27歳。この「巨人」が実質デビュー盤。
1860年生まれのマーラーがこの曲の作曲に取り掛かったのが1884の24歳で
初稿の完成が1888年だから1世紀後の同世代指揮者による演奏だ。

録音はロンドンンの聖アウグスチヌス教会で響きを含み自然で美しい。

第1楽章から伸びやかな音楽。ているし、テンポの交換は自然に行われる。
結部はアッチェレ豪快。
第2楽章はやや管理不足か?じゃじゃ馬ロイヤルフィルが勝手に鳴っているような面も。
第3楽章のコントラバスもうらぶれた風情はない。しっかりした足取り。
終楽章は最初のシンバルの一撃、その後のバスドラはオーディオ的に注意を要する。
音楽は元気よく歯切れよく前進。
ただ、ノーテンキではなく細部の表情にも目配りの跡はある。
フィナーレの豪快すぎる鳴り(金管&パーカッション)はさすがにLPO。
(ただ、刷り込みは恐ろしい。
私がこの曲に最初に接したバーンスタイン/ニューヨークの演奏の最終音の
ティンパニのオクターブ2連打&大太鼓の一発がないので、いつも他の演奏では
アレっという感触を残す。最初に聴く演奏の影響は大きい)

含みは多くはないがこの曲はそういうものだと考えると年齢軸のあった演奏と言える。

15:44  7:57  10:20  19:10   計 53:11
演奏  A-  録音  91点

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